サプリメント開発で重要なのは、「売れる商品の開発には、“特有の特徴をもつ素材”や“画期的な技術”の存在」。そして、ターゲット設定やニーズの見極めと大きく関係するのがヘルスクレームです。
そこで、主要なヘルスクレーム別にページを分けて、機能性表示食品の動向などを調査、OEMメーカーの機能性表示食品対応素材などを紹介しています。
機能性表示食品の届出情報で「表示しようとする機能性」の件数が一番多い中性脂肪(※1)。コロナ禍の巣ごもりが影響している可能性も考えられます。
内臓脂肪の機能性表示食品届出件数は、中性脂肪の半分にも満たないほど(※2)。ユーザーが気づきにくい脂肪だからなのかもしれません。
機能性表示食品の届出内容には、「表示しようとする機能性」の欄にカラダの部位が記載されているケースもあり、そのトップはお腹でした(※3)。
血中脂肪という括りでいえば気にするヒトも多そうなLDLコレステロール。しかし、機能性表示食品の届出は少なく、2021年10月18日調べで14件でした(※4)。
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便通は腸内環境とも関係が深く、「表示しようとする機能性」のカラダの部位がお腹となっている製品の中には、腸と関係するものも含まれます。
「表示しようとする機能性ランキング」を見ると血圧は4位。血管という部位や血栓という機能性はランキングには入っていませんでした(※5)。
「表示しようとする機能性」で、中性脂肪に次いで届出件数が多いのは血糖値(※6)。数値が高めのヒトにとってエビデンスがある機能性表示食品は気になるところ。
「表示しようとする機能性」のカラダの部位で、お腹に次ぐ2番目の届出件数が肌(※7)。人目につく部位という点で、対策となるサプリメントの需要も高そうです。
2022年に48億円市場になるとの予測もある睡眠質向上・ストレスケアに関する成分や素材は、より成長性が見込める分野といえるでしょう(※8)。
コロナ禍やストレスチェックの義務化など、社会環境が人々のストレスにより注視する流れになっている分、機能性表示食品のニーズも高まるでしょう。
2022年にはオーラルケア関連製品のマーケットが4,344億円に達するといった記事が目につくほど、機能性表示食品も含めて、今後の成長が期待されます(※9)。
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ターゲットの年齢層は比較的高めの記憶力・認知機能に関する機能性表示食品は、「表示しようとする機能性ランキング」で認知機能が6位、記憶力は9位(※10)。
従来はアルコール対応にフォーカスされていた市場が、2020年あたりから『肝臓の健康』全般を対象とする製品へとシフトしている傾向があります(※11)。
スマホの長時間利用に伴うブルーライト問題など、目を酷使しがちな時代だけに眼精疲労系サプリメントは需要増必至といえます。
※2021年8月18日調査時点で「サプリメント OEM」Google検索上位90社のOEMメーカーの中から、ISO、GMP、HACCPいずれかの認証を取得した自社工場があり、機能性表示食品の対応が可能な会社を調査し、以下の条件で選定しております。
⑴公式HP上で公開している独自成分・技術の数が6件以上の会社
⑵公式HP上で公開している自社工場数が4ヶ所以上あり、小ロット対応の記載があった会社
⑶公式HP上で海外生産拠点とHALAL対応、輸出サポートの記載があった会社