OEM(Original Equipment Manufacturing)とODM(Original Design Manufacturing)とはどういった点が違うのか。
機能性表示食品など健康食品業界の新製品開発において、依頼する側が知っておくべきポイントをまとめてみました。
サプリメントの委託製造を依頼する場合、一般的にはサプリメントOEMメーカーを探して比較検討するでしょう。
ただし、委託先が対応可能な業務範囲によってはOEMとODMとに分かれるのが実態。
ODMの方がサポート範囲は広く、機能性表示食品の委託を例として両者の違いをまとめてみましょう。
本来OEMに委託する場合は開発や製品設計は自社内で完結させて、生産工程を委託するもの。
一方、ODMは製品開発から最終製品の納品までを委託するもの。
機能性表示食品のように、素材や成分の調査研究から臨床試験を経てエビデンスを用意する必要がある製品だと、自社に研究開発の専門部署がなければオリジナルな新製品の生産工程だけを発注するということはできません。
ODMのトータルサポート企業なら、機能性表示食品を販売するまでの開発製造工程以外でも様々なサポートが期待できます。
トレンドや需要などをキャッチするマーケティング関連、商品のネーミングやパッケージデザインなどのクリエイティブ関連、消費者庁への届出も含めたリーガル関連、そして販売促進につながるプロモーション関連──。
新製品開発を成功に導くためのパートナー選びなら、このような幅広いサポート体制を持つODMの方が安心できるでしょう。
サプリメントは業界全体のマーケットが成長していることもあり、新規参入も含めて競争はよりシビアになっていくのも必然。
その中で新商品開発する場合、単に依頼に沿った製造をするだけのOEMよりも、競合との差別化を目指して、企画研究から販促までトータルサポートしてくれるODMこそ、頼りになるはず。
以下に挙げるニーズがあるなら、ODMに一度相談してみてはどうでしょう。
本サイトではサプリメントのODMを検討中の企業向けに、得意領域を持っている企業をご紹介。収益化を効率よく目指すための戦略的パートナーに相応しい、ODM3社をまとめて掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
新商品の設計・開発を請け負うODM企業は基本的には、さまざまな原料、剤形、包装資材・容器を扱うことが可能です。しかし、独自原料の保有や、独自の特許技術、増産実績など各社特徴を持っており、ここでは商品開発で強みを持つ目的別のおすすめODM企業をご紹介します。
安全性と効果を体感できる有効成分含有量のバランスを取った商品設計で、取り扱いサプリメントの75%に対して増産依頼あり(※1)。
継続性の高い商品設計ができるため、長期的な消費者基盤を築くことができ、安定した収益を確保が可能です。
睡眠や記憶力系のサプリは、健康の悩みの中でも習慣としての継続利用が見込まれます。
王子食品ではまだまだ珍しい膣内フローラの安定化をさせるサプリメントを30日分×400製品の小ロットで提供。
フェムケア以外にも、バターコーヒーやモリンガなど、拡大している市場だが、在庫をあまり持ちたくないといった悩みにも対応しています。
近年話題の女性のQOL向上の市場。下着や化粧品が中心ですが、サプリ市場でも注目されています。
抗肥満・BMI低下、内臓脂肪、皮下脂肪低減など、ダイエット関連で多様な商材に対応。
剤形も通常の打錠・各種カプセルだけでなく、ドリンク、ゼリーなどにも対応しており、剤形から他社と差別化を図れることも可能です。
需要はあるが、競合の多いダイエット市場では、差別化のために新しい切り口の商材が求められる傾向にあります。
商品の設計をした依頼主から、製造工程だけを請け負うOEM。設計した新商品をターゲット層の嗜好に添って適切な剤形で提供することは、消費者にリピート購入してもらうための大事な要素です。しかしながら、OEM企業側の設備がなく、狙った剤形が対応できない場合も多々あります。ここでは、市場で反響を呼びやすい剤形のサプリメント製造を得意としているOEMメーカーをご紹介します。
ソフトカプセル自動機のメーカーとして、世界各国へ200台余りの機械を納入(※1)。
粉末原料も充填可能なシームレスカプセルや、胃に溶けずに腸まで内容物を届けることが可能な耐酸性カプセルなど、ニーズに沿った幅広いカプセル製造が可能。
ガラス瓶、プラスチック容器、アルミボトル缶、液体三方が選択でき、0.5ml~900mlまでの容量に対応可能。
ハチミツ、オリゴ糖といったシロップ状原料や、エキス製品、果汁・お茶などのろ過・精製も対応可能。
機能性グミ・果汁入りグミ・糖衣グミ・センターイングミなどオリジナルグミのフルオーダー製造が可能。
また、形状、風味、色調、食感を用意されている規格から選択し、開発期間を最短6ヶ月に短縮できるセミオーダー製造も選択できます。