サプリメントOEMメーカー「備前化成」の特長や独自成分、機能性表示対応、生産体制等、製造受託先として選ぶ前にチェックしておきたい情報をまとめています。
備前化成は1975年に『ビタポールE』というビタミンEカプセル剤の製造販売をスタートさせた、日本におけるサプリメントメーカーの先駆的存在(※1)。
当時はサプリメントや健康食品といったカテゴリーはなく、ビタミンEカプセル剤は医薬品のみ。厚生省による食品認可はおりず、農林水産省認可の調味用として市場に流通し始めたという歴史があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は必須脂肪酸の代表的存在で、サプリメントでも注目度の高い成分。備前化成はこれら油脂に関する独自の不飽和脂肪酸高純度化技術による高濃度化が可能、さらに高度脱臭抗酸化技術「BAPT(バプト)」により品質の長期安定化にも対応しています(※2、※3)。
医療事業と健康食品事業、両面で培った技術が活かされているわけです。
製造工程における備前化成の独自技術、「B-ReC(※4)」と「B-MoG(※5)」も要注目。
「B-ReC」は錠剤の機能成分を消化管のどの部位で溶出させるかコントロール可能とする技術。サプリメントの“届けるチカラ”を高められるメーカーといえます。
「B-MoG」はオーラルケア商品の機能成分を口の中にできるだけ滞留させる技術。唾液と一緒に飲み込んでしまいがちなオーラルケアの機能成分を留めることで、効果向上に貢献します。
こうした独自技術によるサプリメントは、競合製品に対して差別化できる優位性も得られるでしょう。
備前化成の生産体制は、原料から最終製品までワンストップで社内管理できるのが強み。
原料・工程・製品・製品サンプルの各製造工程で検査が実施されますし、健康食品GMPやISO9001といった各種機関の認証も取得しています(※6)。
※2021年8月18日調査時点で「サプリメント OEM」Google検索上位90社のOEMメーカーの中から、ISO、GMP、HACCPいずれかの認証を取得した自社工場があり、機能性表示食品の対応が可能な会社を調査し、以下の条件で選定しております。
⑴公式HP上で公開している独自成分・技術の数が6件以上の会社
⑵公式HP上で公開している自社工場数が4ヶ所以上あり、小ロット対応の記載があった会社
⑶公式HP上で海外生産拠点とHALAL対応、輸出サポートの記載があった会社