サプリメント開発で重要なのは、「売れる商品の開発には、“特有の特徴を持つ素材”や“画期的な技術”の存在が必要である」という点です。そして、ターゲット設定やニーズの見極めと大きく関係するのがヘルスクレームです。
そこで、主要なヘルスクレームごとにページを分けて、機能性表示食品の動向やOEMメーカーの対応素材について調査し、紹介しています。
機能性表示食品の届出情報で「表示しようとする機能性」の件数が一番多い中性脂肪(※1)。
コロナ禍の巣ごもり生活が影響している可能性も考えられます。
※1 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
内臓脂肪の機能性表示食品届出件数は、中性脂肪の半分にも満たないほど(※2)。
ユーザーが気づきにくい脂肪だからなのかもしれません。
※2 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
機能性表示食品の届出内容には、「表示しようとする機能性」の欄にカラダの部位が記載されているケースもあり、そのトップはお腹でした(※3)。
※3 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より
「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
ダイエット・BMI対策の機能性関与成分や
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血中脂肪というカテゴリーでは、多くの人が気にするLDLコレステロール。
しかし、機能性表示食品の届出は少なく、2024年10月31日調べで8件でした(※4)。
※4 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より
「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
LDLコレステロールの
機能性関与成分や
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便通は腸内環境とも関係が深く、「表示しようとする機能性」にカラダの部位としてお腹が含まれている製品の中には、腸と関係するものも含まれます。
「表示しようとする機能性ランキング」を見ると血圧は4位。
血管という部位や血栓という機能性はランキングには入っていませんでした(※5)。
※5 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より
「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
「表示しようとする機能性」で、中性脂肪に次いで届出件数が多いのは血糖値(※6)。
数値が高めのヒトにとってエビデンスがある機能性表示食品は気になるところ。
※6 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より
「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
「表示しようとする機能性」のカラダの部位で、お腹に次ぐ2番目の届出件数が肌(※7)。
人目につく部位という点で、対策となるサプリメントの需要も高そうです。
※7 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より
「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
睡眠の改善を目指す睡眠サポート市場は、2025年には2022年比で88.8%増の982億円になると予測されており、さらなる成長が見込まれる分野といえるでしょう(※8)。
※8 参照元:ダイヤモンド・チェーンストアオンライン(※8 参照元:ダイヤモンド・チェーンストアオンラインHP(https://diamond-rm.net/sales-promotion/483828/) )
コロナ禍やストレスチェックの義務化など、社会環境が人々のストレスにより注視する流れになっている分、機能性表示食品のニーズも高まるでしょう。
不安やストレスの機能性関与成分や
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2030年にはオーラルケア関連製品のマーケットが4,408億円に達するといった記事が目につくほど、機能性表示食品も含めて、今後の成長が期待されます(※9)。
※9 参照元:株式会社富士経済HP(https://www.fuji-keizai.co.jp/report/detail.html?code=162304919&la=ja)より
株式会社富士経済が2023年5月~6月に実施した「オーラルケア関連の国内市場」調査結果を基に「ヘルスケアワークスデザイン株式会社」が2030年オーラルケア関連市場予測をまとめたデータ。
歯周病(オーラルケア)の
機能性関与成分や
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ターゲットの年齢層が比較的高めの記憶力・認知機能に関する機能性表示食品は、「表示しようとする機能性ランキング」で認知機能が6位、記憶力は9位(※10)。
※10 参照元:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/search)より
「薬事法マーケティングの教科書」が機能性表示食品の届出件数1647件のうちが多い届出件数が多い企業のトップ10と届出件数を2016-2023年の期間で集計。
記憶力・認知機能の
機能性関与成分や
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従来はアルコール対応にフォーカスされていた市場が、2020年あたりから『肝臓の健康』全般を対象とする製品へとシフトしている傾向があります(※11)。
※11 参照元:健康産業流通新聞HP(https://www.him-news.com/news/view/5126)
スマホの長時間利用に伴うブルーライト問題など、目を酷使しがちな時代だけに眼精疲労系サプリメントは需要増必至といえます。
新商品の設計・開発を請け負うODM企業は基本的には、さまざまな原料、剤形、包装資材・容器を扱うことが可能です。しかし、独自原料の保有や、独自の特許技術、増産実績など各社特徴を持っており、ここでは商品開発で強みを持つ目的別のおすすめODM企業をご紹介します。
安全性と効果を体感できる有効成分含有量のバランスを取った商品設計で、取り扱いサプリメントの75%に対して増産依頼があります(※1)。
エビデンスの構築に注力しており、医師や大学、研究機関と連携。効果と安全性を科学的に証明し、ブランドの信頼と高いリピート率を支えています。
王子食品ではまだまだ珍しい膣内フローラの安定化をさせるサプリメントを30日分×400製品の小ロットで提供。
フェムケア以外にも、バターコーヒーやモリンガなど、拡大している市場だが、在庫をあまり持ちたくないといった悩みにも対応しています。
抗肥満・BMI低下、内臓脂肪、皮下脂肪低減など、ダイエット関連で多様な商材に対応。
剤形も通常の打錠・各種カプセルだけでなく、ドリンク、ゼリーなどにも対応しており、剤形から他社と差別化を図れることも可能です。
※1 参照元:株式会社SBS公式サイト
https://www.sbs-company.co.jp/lp/ 2024年9月調査時点
商品の設計をした依頼主から、製造工程だけを請け負うOEM。設計した新商品をターゲット層の嗜好に添って適切な剤形で提供することは、消費者にリピート購入してもらうための大事な要素です。しかしながら、OEM企業側の設備がなく、狙った剤形が対応できない場合も多々あります。ここでは、市場で反響を呼びやすい剤形のサプリメント製造を得意としているOEMメーカーをご紹介します。
ソフトカプセル自動機のメーカーとして、世界各国へ200台余りの機械を納入(※1)。
粉末原料も充填可能なシームレスカプセルや、胃に溶けずに腸まで内容物を届けることが可能な耐酸性カプセルなど、ニーズに沿った幅広いカプセル製造が可能。
ガラス瓶、プラスチック容器、アルミボトル缶、液体三方が選択でき、0.5ml~900mlまでの容量に対応可能。
ハチミツ、オリゴ糖といったシロップ状原料や、エキス製品、果汁・お茶などのろ過・精製も対応可能。
機能性グミ・果汁入りグミ・糖衣グミ・センターイングミなどオリジナルグミのフルオーダー製造が可能。
また、形状、風味、色調、食感を用意されている規格から選択し、開発期間を最短6ヶ月に短縮できるセミオーダー製造も選択できます。
※1 参照元:三協公式サイト
https://sankyohd.com/companyprofile/ 2024年9月調査時点